(positive semiconductor)とは、電圧がかけられると正孔の移動によって電荷が運ばれる半導体であり、正孔は正の電荷を運ぶキャリアであり、正電荷を持 つ荷電粒子であるかのように振舞う。価数の少ない元素をドーピングすることで作られる。例えばシリコン(4価)の結晶になどの3価の原子を混ぜることでp型となる。

電子が伝導帯側に遷移して価電子帯側の電子が不足することで生じる電子軌道上の空隙が正孔となる。結晶の原子同士間の自由電子が隣の正孔に移動する ことで正孔の位置は自由に移動でき、 電圧に応じて電子とは逆方向へ流れる。移動度は電子に比べて劣る。バンド構造で言えば、ドーパント原子は禁制帯の下端付近にアクセプター準位と呼ばれる空 の準位を形成し、アクセプター準位へ価電子帯から熱エネルギーによって価電子が励起されることで、価電子帯に正孔が生じる。フェルミ準位は禁制帯中のアク セプター準位に近い位置になる。

 

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